2009年5月アーカイブ
[遊民の系譜] 杉山 二郎
いつもなら半月ペースで読書履歴をアップしてるのです、が、数年ぶりに読みわらない本に遭遇しました。1行中にこんなに情報量がある本は数年ぶり、いや、馬場あきこ著の鬼の研究以来の良書です。いかん、ウオー、面白い。
ヒンドゥー・ロープ・マジックという表紙絵のキャッチーさに加え、帯の「傀儡子からジプシーまで」という煽り文句も実に軽薄に感じられて、どうせ半日あれば読みきっちゃうもんねー、などと気軽な気持ちで手に取ったのが運のつき。半月たっても一月たっても読み終わりません。まだ読んでます。調べてみるとこれは文庫化されたもので、ハードカバー版は20年ぐらい前に出ているようです、知る人ぞ知る良書だったんですね。
この分だと読み終わるのはずっと先のことのようなので、あきらめてエントリをあげます。
自我の目覚め、ディストピアからユートピアへの脱出と、ロボット物のお約束が凝縮。
manakiさん曰くネモネオ皇帝陛下。うん、陛下はみんなのトラウマだよね!
ケーブルで繋がれたロボット(むしろ人造人間)というテーマはその後の同監督作品にも出てきますけど、好きなモチーフなんですかね。
ギャー、またしても誤記訂正が! しかもmanakiさん当人に指摘された! いつもスンマセンスンマセン!

半年振りにトップ絵を差し替えました。
PIXIVのレス用に投下したものをトリミングして再利用。
作成は構図決定から線画まで全部Shade→Photoshopでレタッチ。照明器具以外はShade臭さが抜けたんじゃないかと思います。
書架に入っている本は全部掃引体で作成と頭の悪さが極まってますが、ここまでオブジェクトを詰め込むと、さすがに128MBのグラフィックボードが追いついてきませんネー。
今使っているのが急場凌ぎで入れたグラボなので、さすがに買い換えようかなー、と思い立って調べてみると、グラボにはCAD用と3Dゲーム用とあるそうで、用途としてまったく別々のものがあるのをはじめて知りました。Shade推奨品はCAD用で、かつ動画編集にはまた別にオススメのグラボがあるそうで、素人には奇奇怪怪。
「今なら30日間無料で使わせてあげるザマス!」というので、そうザマスかなら使わせていただくザマスよ、とGW中はこれで遊んでいました。
当初「これは面白そう」と想定していたパースや3Dモデルの取り込み以前に、基本のペンタッチがすごいです。
ラスターではなくベクターで線を引いているようで、Photoshop・Illustratorでは絶対こうはならない描き心地が新鮮かつグレイト。
その他、線画の隙間を無視できる(範囲をスライダーで変更化)バケツツールや円弧ツールなど、Photoshopにはない機能がすさまじく便利です。ここ10年以上、Illustrator・Photoshop以外使ったこと無かったので、その分ものすごい感動が。
...なるほど、これならみんな「タブレットだけで作業してます」っていうの納得できるわ。私は無理ですが。
さすがにIllustStudioがあればPhotoshopはいらない、とまでは思いませんが、これは便利そうです。パッケージ版が出たら買おう。
あと気になる機能といえば、やっぱりブラシですよブラシ。仮にもブラッシャーとして目が離せませんよ。
「ファンタジー世界の妖精たちがもし実在したら?」
「彼らがもし普通の人間のように生活していたら?」
現代都市を舞台に、ファンタジー世界の住民を現実のマイノリティに置き換えた警察小説というのも海外小説では散見しますし、昨今のラノベでもすっかり定着したアイディアのようにも思えます。
しかし、それをよもや架空ミリタリーモノにリンクさせる人間がいようとは。タイトルどおり主人公はずばりエルフです。
物語の舞台はナポレオン戦争当時の大英帝国を思わせるカラル帝国、その植民地と思しい政情不安なエルフキナ州。
主人公はエルフでありながら生まれながらにして<影の女王>に呪われ、エルフの故郷ヒンタの地から出奔し、カラル帝国軍の精鋭部隊でありエルフのみで構成される<鉄のエルフ>部隊の元隊長であったコノエ少佐(1巻目表紙)
前エルフキナ総督を殺害し、追放処分を受けていたコノエがエルフキナ人の魔法使いヴィジーナ(2巻目表紙)に軍務に連れ戻されたのは、事件により解散の憂き目を見た<鉄のエルフ>隊を再結成し、地上に落ちた伝説の<星>の探索に向かう為だった──というのが序盤の展開。
しかしながら、新造<鉄のエルフ>隊は100名未満の寄せ集め部隊、しかも連隊長は軍隊にまったく理解のなく横暴な皇太子(次期皇帝)で、被支配者側のヒロインはやたらと帝国と任務と自然破壊について批判的。
さらに畳み掛けて、興亡戦存在<影の女王>までが<星>を狙っていて、死滅したはずのクリーチャーたちまで大挙して襲ってくる始末。
山のような気苦労を背負ったコノエ少佐は、ちゃんと任務を遂行して生還できるのでしょうか。


