ウルトラヴァイオレット
第6話「絶望の棺」
ガルシアと44は、ガルシアのツテの密貿易商を頼ってネオトキオを脱出。絶望の棺といわれる、辺境の鉱山惑星に降り立つ。
いつ44を襲うかもしれない発作を警戒するガルシアは、坑夫として44と同じ職場で働き始める。
またファージフォーラムに連れ戻されたルカは、敵・44と共謀した罪で人民裁判にかけられるが、キングの計らいで44追討の命を下されて一命を取り留める。
44の存在を快く思わない坑夫たちと44が一悶着を起こすが、その間に坑夫たちの班長サクザが割ってはいる。44の正体にすでに気づいているサクザの前に、中央統合省から派遣された追っ手が現れるが…
第7話「クローン&クローン」
中央統合省をあげての44回収作戦に何の成果もあがらないことに、部下へ怒りをぶちまけるダクサス2世。
2日間徹夜の上、偶然撮影された映像にガルシアの姿を発見したダクサスは、自ら二人が潜伏する絶望の棺へと向かう。
一方、44の正体に勘付いているサクザは、実は自身もクローンであることを告白する。才能と容姿、そして環境と何もかもに恵まれた44と違い、単なる消耗品として誕生したクローンであるサクザは、44に憧れていたのだった。「自分の憧れを売るほど俺は落ちちゃいないよ」
ついにネオトキオを脱出した44とガルシアがやってきたのは、通称・絶望の棺と呼ばれる辺境の惑星。
砂しかない星としてそれまで見捨てられた土地だったのが、地下から新資源マグナタイトが発見され、にわかに好景気にわく星。のちのモアドである。
超人類を作り出す麻薬の精製プラント いや鉱山で働き始めた44とガルシアはそこで謎の男(cv:大塚明夫)に出会うのでした。
第4話「鎖」
体内に埋め込まれたGPSを抜き取り、これで文字通り、中央統合省の管理下から抜けた44。
ルカの身柄を預けたマチルダ医師の診療所へ向かうが、病床で錯乱したルカとは話し合うこともできず意気消沈する。
一方、ネオトキオには中央統合省から派遣された724は、44の動向を察知、ファージフォーラムを扇動し診療所に向かわせる。
第5話「脱出」
ルカの身柄を引き取るために診療所におしかけたファージフォーラムは44と遭遇してしまうが、それは警察の罠だった。
警察の包囲網をやぶって逃走する44を、724が急襲。ネオトキオは戦火に包まれていく。
724を退けた44にガルシアは、「お前は自由なんだ!」と言って聞かせる。
絶対的な戦闘能力を持ちながら迷走を続ける44に、いやこれからどうなるんだと先の見えない展開が続きましたが、ガルシア医師が遠路はるばる44のもとに駆けつけ、「お前は自由なんだ!」と叫び、44ははじめて自由を自覚。そしてさらばキングクーロン、いやネオトキオ。以下感想です。
門限を過ぎても電話の一本もよこさない娘こと44に、心配した家の人(ダクサス長官)が電話をかけたら容赦なく着信拒否されました。お家の人もこれは怒ります。
...こうして書き出してみるとどういう状態なんだか、まあ起きていることはそういうことです。
前回、下水道に落ちて以来、意識を取り戻さないルカ青年はかなり重症の様子。
44はそんなルカの面倒をしみじみと見ていますが、44のいきなりの豹変に周囲は大混乱です。ダクサスさんでなくてもこれは説明して欲しい。視聴者はあの状況で何故恋心が芽生えるのか説明して欲しい。
ダクサスさんは近距離で怒鳴るし、パニックになった現場はとりあえずホテルを包囲。この劇的に状況が悪化していく様がたまらない。
NHKBSでのプロモ以降、気になっていた出崎監督の新作アニメ・ウルトラヴァイオレットの放送がはじまりました。
ひさしぶりに見た出崎アニメですが、もう画面から漂うすべてが出崎アニメ! キャラデザインは当然杉野デザイン! くはー!
これから毎週至福のひと時が過ごせる訳ですね。ウフフ、アハハ。
前作『雪の女王』は毎週お茶の間に微妙に顔が違うヒロイン・ゲルダ(4パターンぐらいあった)が登場し、しかしどのチームも「これが正しいゲルダちゃんなのだ」という各自根拠のない自信に満ち溢れる画面が視聴者を圧倒しましたが、子供向けということもあって全体的に明るいトーンのタッチのアニメでした。
今回はどちらかといえばOVA『ブラックジャック』を思い出す、ダークで濃いタッチの作風になるようです。
『ブラックジャック』でファンになった世代には懐かしくも、デジタル処理された画面が新鮮。
出崎作品といえばやたらコンピューターが出てきますが、それもとうとうPCで作画するようになったというのが感慨深くもあります。
第二話まで見ましたが、作画クオリティも依然OVA並みの高さをキープ。
ハリウッド映画が原作ということもあって、海外資本の気配もそこはかとなく感じます。最近は「監督はこの人」という指名を受けて、海外でのみ公開されるジャパニメーションもあるようなので、実際そうなのかもしれません。はたして背後には某ウォシャウスキー兄弟のような出崎監督ファンがいるのでしょうか。出崎監督でフランク・ミラーがアニメ化されるといいのに。